打テヤモロ手ヲ

何かを書いていく場所

気持ちが強い奴が勝つ世界

正月は特に積極的に予定は入れずのんびり過ごしている。より正確に言うと、子供と遊んでいると1日終わっている。

遊んでいると、と言うとなんとなく軽い感じがするが、これが割と重労働なのだ。肉体的に大変、と言うだけでなく、どうやら脳への負荷もそこそこ重いらしいことが最近わかってきた。

2歳10ヶ月。まだ目を離すと何をするかわからないので、基本的には目の届くところにいるようにする。ただそれだけのことで脳の一定の領域を使う。子供から反応を求められることもあるし、子供にこうやって遊ぶと面白いんじゃないか、といった提案をすることもある(大抵、却下されるが、、)。そうやって継続的に脳の一部を使わざるを得ない状況。つまりじっくり作戦を練ることができない、と言うのが全ての始まりにある。

その上で、タフな交渉をしなければいけないタイミングがそこそこの頻度で発生する。昨日は0歳と2歳、二人を連れてイオンで遊んで、ランチを食べて、少し買い物をする、だけの予定だった。結論から言うと買い物はほぼ諦めた。

とにかく2歳児からの要求が強い。なぜ、その要求に答えずに、別のことをしなければいけないのか、自分自身がしっかり納得していないと、説得に失敗する。「ここでまだ遊びたい」vs「お昼は混むから早めにランチに行きたい」これは勝てる。説得できる。混んだランチを回避したい気持ちは切実だ。「あっちの恐竜で遊びたい」vs「気になる本を見に本屋に行きたい」これは完敗する。と言うか、そもそも気づけば「本当に行きたったのかすらわからなくなっている」。対して2歳児の方は全部、本気の要求である。強い。

こんな具合にタフな交渉をこなしながら、次男も遊ばせるために、プレイエリアに行ったり、そこそこのタイミングで切り上げて、午前の昼寝を取らせるためにベビーカーでうろうろしたりしないといけない。この日は長男がうどんを食べている間に実行した。運よく長男はニコニコしながら見ていた。運がよかった以外の感想がない。なぜなら、そのタイミングで何らか別の欲求が出てきたらまた交渉が始まるからだ。「ご飯終わったからまた遊びたい」vs「次男を寝かせてあげたい」この長男・次男の欲求のずれの調整にもがっつり脳のキャパと体力を持って行かれるのは言うまでもない。

これらは別に家の外が特別な話ではなくて、家にいても同じこと。「本を読んで欲しい」vs「明日の仕事(この後の家事)の段取り考えたい」。普通に負ける。だって段取り考えたい気持ち、そこまで強くないから。と言うことで、気持ちが強い奴が勝つ世界で、「いつやるの、今でしょ!」のスピード感で、勝負していくために、今年の目標は「長男を肩車してもへばらない体」から早速更新して「長男・次男とやっていく強い気持ちと強い体」としたい。

ただし、上記は「可能な限り良い機会・経験を与える」「子供といえど、話の筋は通した上で物事を進める」と言う我が家の大方針があるからであり、自縄自縛なところがあることは追記しておく。そして、今の所それを曲げるつもりはないので、奥さんと二人、腹をくくって戦って行こうと思う。

おしまい。

2019.01.03 14:19−48